資格コラム

運営者の立場から見た資格試験~試験監督バイト、願書受付バイト

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わたしはこれまで、試験監督と願書受付のアルバイトをしたことがあります。
試験の運営側に立つと、違った視点から資格試験を見られるものです。

特にわたしはいつも試験を受ける側だったので、興味津々でした。
わたしの体験談をご紹介します。

試験監督業務

わたしが試験監督をした資格は、仮にX検定としておきます。

登録している派遣会社からお誘いの電話が来て、
一度やってみてもいいかと思って引き受けました。

試験監督のバイトは人気があるみたいです。
主に休日なので学生や社会人でも副業としてできますし、
特にスキルが要らないというメリットもあります。

本番前の研修

試験の数日前に派遣会社に行き、1時間ほどの研修を受けました。
平日の夜間だったので、社会人にも配慮されているのだと思います。
研修では当日の流れやトラブル時の対応などを教わりました。

研修1時間分の時給は支払われましたが、
これだけのためにオフィスまで足を運ぶのは少々面倒でした。

試験監督当日

試験当日は会場となっている大学にスーツを着て行きました。
大きな教室に集合して、当日の流れをもう一度説明されます。

同じ教室を担当するスタッフとの顔合わせもあります。
試験監督は複数人で行われるので、チームワークも重要です。

だいたい各教室に1人は経験者の方がいるので、
リーダーをやってもらって従う形になります。
必要事項の読み上げもリーダーがやります。

試験監督の仕事

試験監督の主な仕事は用紙の配布と回収です。
指サックを貸してもらえたので良かったですが、ないと手間取りそうです。

試験時間中は不正行為がないか見回ることになります。
しかし不正行為をしている方はめったにいません。
うろうろしているだけです。
巡回することでカンニング抑止になるという意味もあります。

用紙が足りずにパニック

用紙の枚数は決まっています。
配布が終わって余った数が合わないと問題になります。

X検定は計算用紙が配られる試験でした。
計算用紙が1枚の人と2枚の人がいると不公平になってしまいます。

わたしが担当した教室では計算用紙の余分が不足し、
試験監督一同パニックになりました。

もちろん試験中に騒ぐわけにはいきませんから、
計算用紙が2枚配られている人を静かに探します。

結局見つかって、回収することができました。
思わぬハプニングが発生するものですね。

試験監督は何を考えている?

わたしが試験を受けているときには
「試験監督の人たちは何を考えているんだろう」
と思っていました。

「特に何も考えていない」が正解です。

たまに睨んでくるような試験監督がいますよね。
怖いな~と思っていたのですが、
たぶん暇すぎて目が泳いでいるだけです。

試験監督は試験日のために集められた人がほとんどです。
「あの人たちも緊張しているんだろうな」
と思っているとリラックスして受検できるかもしれません。

願書受付業務

資格試験願書の受付業務もしたことがあります。
ここでは仮にA検定と表記します。

試験監督は試験を受ける側からも見えるのでなんとなく想像できていましたが、
願書の処理事務を行ったことで試験運営の裏側が見えて面白かったです。

わたしが願書を送る際に抱いていた疑問について回答します。

願書は簡易書留じゃなきゃダメ?

願書を簡易書留で送るように指定している試験は多いですね。
簡易書留には追跡機能がついているので、
郵便が途中でなくなってしまう事故を防ぐことができます。

「郵便事故に遭う可能性を承知の上で普通郵便で出したいけれど、
ちゃんと受け取ってくれるのだろうか」
と疑問に思っている人もいるでしょう。
簡易書留だと普通郵便+320円かかりますからね。

A検定ではどちらの願書も同じように受け付けていました。
簡易書留は受領印が必要なので別ルートで届きますが、
普通郵便で届いた願書も一緒にまとめられます。

最終的には封筒と願書は別々に仕分けされるので、
普通郵便だからといって不利に扱われるようなことはありません。

ただし普通郵便だと万が一の補償はありません。
普通郵便で出すのならリスクを承知の上、自己責任でお願いします。

書き間違いがあったらどうなる?

記入漏れがあっても電話で問い合わせするので大丈夫です。
電話番号を書いていない場合は手紙で問い合わせていました。

必要事項が抜けていても大丈夫?

もっとも、電話番号はそれほど重要ではありません。
電話番号だけ抜けている場合はスルーです。
住所と受検級、受検地が抜けている場合は問い合わせです。

問い合わせは何度か行います。
きちんと答えれば大丈夫です。

必要書類を入れ忘れた!

領収書などの必要書類が入っていないという場合も
問い合わせて追加で送ってもらいます。

書類が入っていないからといって
いきなり失格になることはないでしょう。

締め切りは厳守?

A検定に限って言えば2~3日は猶予があって、
遅れてきた願書も受け付けていました。

ぎりぎりに出す方が悪いので
失格にしても良いのではないかと思ってしまいますが、
締切後も結構たくさん届くんです。

締め切りから数日たって、
間に合わなかった願書については送り返していました。

国家資格だともっと厳しいのかもしれません。

写真はスナップ写真でもいい?

願書に貼る写真をわざわざ撮るのは面倒ですし、
お金ももったいないですよね。
スピード写真でも700円ぐらいかかります。

A検定の応募要項には写真の大きさしか書いてありません。
スナップ写真の切り抜きもOKでした。

「本人の顔がわかればOK」という基準だったので、
カラーコピーでも受け付けていました。

国家試験ではきちんと撮った写真が必要だと思われます。

とにかく願書を出すことが大事

実際に願書を受付する側の立場になってみると、
結構いいかげんだなぁと思ったものです。

あくまでわたしがバイトしていた時期の、
A検定に限ったことですので、鵜呑みにしないでください。

ただ、願書を書くことに神経質になりすぎて
勉強が手に着かなくなったらいけないので
気楽に書いていただけたらいいと思います。

とにかく願書を出さないことにははじまりませんから、
出し忘れのないように気を付けてくださいね。


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ぜひチェックしてみてください。

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