資格コラム

独学と通信講座の違いは?わたしの考える独学合格の絶対条件

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当ブログには、”税理士試験 独学”
という検索ワードで来てくださる方が多いです。

わたしは自分で市販の問題集を買ってひとりで勉強していたので
「独学」だったと思っているのですが、
実際のところ独学というのはどういう形態なのでしょう。

この記事では独学と通信講座の違いを確認するとともに、
独学での合格に欠かせないポイントをご紹介します。

独学の定義

多くの人が想定している「独学」とは
予備校に通わないで勉強することを指すのではないでしょうか。

しかし通信講座となると難しくなります。
個人的な感覚では通信講座も独学と変わらないのですが
「通信講座を受けているなら独学ではない」
と思う方も多いかもしれません。

中には予備校の通信コースもあります。
講義DVDが付いていることがあるため、
こうしたタイプの通信講座は独学とは一線を画している気がします。

通信講座と独学の違い

ここでは通信講座と独学の違いについて考えてみます。

教材一式

通信講座はテキストや問題集一式を送ってくれます。
独学は市販の書籍を自分で購入する必要があります。

ただし通信講座は教材における問題集の割合が少なく、
テキストのほうが多くなっています。
資格試験に必要なのは問題演習なので、演習量が足りません。
そういう点では独学のほうがおすすめです。

わたしは問題集を購入するプロセスも好きで、
どの問題集がいいか探すのも楽しみのひとつだと思っています。

ネット書店では良し悪しがわからないので、
大きな本屋さんで立ち読みして探します。

問題集があまり出版されていない資格の場合は、
通信講座に頼る必要があるかもしれません。

添削問題

通信講座には添削問題がついています。
論文問題だと第三者に見てもらったほうがいいので、
添削してもらうのは役に立つかもしれません。

ただし、個人的な体験としては、
あまりあてにならないような気がします。

公務員試験の通信講座で論文の添削を送ってみたら、
2回とも100点満点で返ってきました。

もちろん出来がよかったのであればありがたいのですが、
「ちゃんと見ているのだろうか……」と疑問に思いました。

質問ができる

通信講座は手紙やメールで質問を受け付けています。
独学では質問相手がいないので気になるところが訊けません。

といってもわたしは特に困ったことがありません。
わからないところはネットで調べればたいてい答えが得られます。

書籍によっては無料で質問を受け付けていることもあります。
いまやっているかどうかわかりませんが、
ネットスクールの教材には質問用メールアドレスが載っていました。

2回ぐらいメールしたことがあります。
ちゃんと質問に答えてもらえてよかったです。

費用

独学と比べて通信講座はお金がかかります。

独学用にたくさん書籍を買っても、
通信講座より安くなるのではないかと思います。

だからといって高いのが悪いとは限りません。

通信講座にある程度投資したほうが、
「これだけ払ったからちゃんと勉強しよう!」
と、やる気が出るかもしれません。

独学のポイント

わたしが通信講座を受講したのは、
色彩検定、初級シスアド、公務員試験の3種類。
いま思えば自分で書籍を買えば十分だったと思います。

その他の日商簿記1級、税理士試験(簿記論)、宅建、FPなどは、
自分で書籍をそろえて独学で勉強しました。
そこで気付いた独学のポイントをご紹介します。

とにかく過去問を解く!

テキスト、参考書、練習問題集、過去問題集などさまざまな書籍がありますが、
絶対に購入すべきは過去問題集で、次に重要なのが公式の問題集です。

たとえば漢字検定はよく出題される漢字が決まっています。
準1級の出題範囲は3,000文字とされていますが、
ほとんど出題されない漢字もあるのです。

わたしも公式以外の問題集を買ってやってみたのですが、
本番の試験でほとんど出題されないような漢字や四字熟語も載っていました。
過去問題集や公式の問題集を繰り返し解いて完璧にすれば、合格ラインに届くでしょう。

テキストは要らない場合も

極端なことを言えば、テキストはほとんど不要です。
いくらインプットしても、適切にアウトプットできなければ合格できないからです。

テキストに線を引いて読むのはあまり意味がありません。
テキストを買うのであれば、章ごとに練習問題がついているものがおすすめです。
問題を解くことによって、テキストの内容が定着します。

わたしの場合、宅建はテキストを買わずに、問題集からはじめました。
問題のパターンさえ覚えておけば、理論も後から理解できるようになります。

簿記もとにかく電卓をたたかなければ身につきません。
日商簿記1級の理論は後回しでよいでしょう。

持ち運びできる本を用意する

暗記項目が多い試験では、持ち運びしやすい本を一冊用意しましょう。
電車での移動中や、ちょっとした待ち時間にも勉強できます。

立派なテキストでは持ち運びしづらいので、
要点がまとまったハンディタイプのものがおすすめ。
ちょっとした空き時間でも、積み重なると結構な時間になります。

スケジュールは余裕をもって

わたしはスケジュールを立てるのが好きで、
「1日1章解いていく」などと計画してから勉強します。

必ずしもスケジュールどおりいくとは限りません。
ゆとりのあるスケジュールを組んで、余裕をもって取り組んでいました。
できたら丸をつけたり線で消したりすると、達成感が湧きます。

あきらめないこと

切羽詰まってくると「独学で受かるのだろうか……」と不安になるかもしれません。
しかし、独学も通信講座も予備校もやる気次第です。
いずれにしても、試験を受けるときは自分ひとりです。

ひとりで勉強していると余計に不安になりやすいものですが、
「ここまで勉強したんだから大丈夫」と自分を励ましましょう。

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