「英検」こと日本英語検定は、
公益財団法人 日本英語検定協会が年3回行っている検定です。
1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7段階に分かれており、
3級以上は面接試験が必須となっています。
英検独学のポイント
4級と5級は筆記試験だけで合否が決まります。
5級が中学1年生修了程度、4級が中学2年生修了程度なので、
学校で習った内容がわかっていればそこまで難しくありません。
問題は3級以上です。
面接試験(スピーキングテスト)の対策も必要です。
先生や家族など相手をしてくれる人がいればベストですが、
一人で練習するだけでも、やらないよりはずっとよいでしょう。
問題集を探すときには面接対策がついているものがおすすめです。
英検のおすすめ問題集
リスニングも重要なので、CDつきの問題集にしました。
面接問題も載っているので、練習ができます。
いまではWebで模擬面接が受けられるのだとか。
過去問題をやっておくと本番でも似た問題が出るので対応できます。
いろいろな問題集がありますが、過去問題をやるのが一番おすすめです。
英検5級~準2級は中学生時代に取得
わたしがはじめて取った資格は英検5級でした。
中学生のときに5級、4級、3級、準2級と律儀に順番通り取りました。
一次試験はリスニング問題と筆記問題です。
TOEICのリスニングにはついていけないわたしですが、
英検のリスニングはもっと単純でわかりやすいため、ついていけます。
二次試験は面接でのスピーキングテストです。
2016年からは4級と5級も任意でスピーキングテストが受けられるようになりました。
スピーキングテストを受けなくても、級の認定はもらえます。
各級の目安は5級が中学校1年生、4級が中学校2年生、3級が中学校3年生レベルです。
2年生になってから5級を受けたので、だいぶ簡単でした。
受験会場は中学校
中学時代、英検は自分の通っている中学校で受検できました。
土曜日も半日授業がある時代だったので、
希望者だけ午後まで残って英検を受けます。
英検を受ける日だけ母にお弁当を作ってもらい、
お弁当を食べてから英検を受けていたことを覚えています。
面接は高校に受けに行く
面接試験は市内にある高校へ受けに行きました。
違う中学校の生徒も来ていたので、ドキドキしたことを覚えています。
面接は試験官と1対1、すべて英語です。
絵と英文が載ったシートを受け取り、指示に従って英文を音読します。
その後、試験官から内容に関する質問をされるので、答えます。
準2級合格者は学年で2人
準2級は高校レベルの問題も出題されるため、
わたしの学校ではわたしともう一人しか合格しませんでした。
ちょっと鼻が高かったです。
社会人になってから英検2級にチャレンジ
2級を取ったのは社会人になってからでした。
高校生になったら学校で英検の申し込みを受け付けていなかったので
2級を受けようという気持ちにならなかったのです。
高校は宿題が多い学校だったため、
英検を受ける余裕がなかったという事情もあります。
そこまでして英検2級を取る必要はないと思っていたようです。
ブランクがあっても大丈夫?
その後、大学時代に資格取得にハマりました。
社会人1年目に「またなにか資格を取ろうかな~」と思ったときに、
そういえば英検2級を取っていなかったと思い出したのです。
英語を一番勉強していたのは高校時代です。
大学1年生と2年生のときには英語の授業がありましたが、
その後2年間は英語の勉強をほとんどしていませんでした。
それでも一度勉強したものは身についているものですね。
勉強をはじめたら徐々に思い出してきました。
ドキドキの面接試験
英語をしゃべるのが久しぶりだったので、面接試験は緊張しました。
文法はあまり気にせず、
英語でコミュニケーションを取ろうという意欲を見せました。
英検の面接はとにかく勢いが大事だと思います。
無言になるのが一番いけないので、
単語だけでもとにかく話したほうがいいです。
社会人になっていたものの、
面接官の方からは”Are you a student?”と聞かれてしまいました。
“No, I’m office worker”と答えて少し笑いが起きたので
多少は緊張がほぐれたような気がします。
英検2級は役に立つ
無事に合格することができて、
履歴書に「英検2級」と書けるようになりました。
2級があると基礎的な英語はできると思ってもらえるらしく、
意外と転職面接で役に立ちました。
合格から10年以上経ってすっかり英語学習はご無沙汰ですが、
京都で迷っている外国人に片言の英語で話しかけたら
なんとなく相手の言っていることが理解できました。
英検2級の英語力も侮れません。